2025-05-13
歯ぐきにできた白いできもの、それは「フィステル」かもしれませんフィステル
歯ぐきに、白くて小さなニキビのようなできものができて、気になったことはありませんか?
これは「フィステル(瘻孔)」と呼ばれるもので、正式には**歯性瘻孔(しせいろうこう)**といいます。虫歯が進行して歯の神経(歯髄)まで感染が及ぶと、歯の根の先に膿がたまり、それが出口を求めて歯ぐきに通路をつくります。その結果、ニキビのような膨らみができることがあります。
フィステルの主な原因
フィステルは、以下のような状態で発生することがあります:
- 虫歯の放置により歯髄が感染し、根の先に膿がたまる
- 根尖性歯周炎(歯の根に慢性的な炎症)が起きている
- 歯の外傷により歯が割れ、内部に細菌が侵入している
- 歯周病が進行し、歯肉や骨の深部に感染が広がっている
治療方法について
フィステルを根本的に治すには、感染源である歯の神経の治療(根管治療)が必要です。
一時的に膿を排出するだけでは再発の恐れがあります。虫歯の進行が著しい場合は抜歯が選択されることもあります。
抗生物質を投与することもありますが、これは補助的な処置であり、根本的な解決にはなりません。
レントゲンによる診断と早期治療
レントゲン撮影を行うことで、歯の根の先に膿がたまっているかどうかを確認できます。
フィステルは自然に治癒することはほとんどありませんので、見つけた場合はできるだけ早く歯科医院を受診することをおすすめします。
ご相談は麹町歯科・矯正歯科へ
歯ぐきの異変やフィステルが気になる方は、お気軽に麹町歯科・矯正歯科までご相談ください。
早期発見・早期治療が、お口の健康を守る第一歩です。

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