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2021-12-16

親知らずって抜くべきなの?

親知らずは、上下左右4本ありますが、先生の立場ですと、抜歯をおすすめすることが多いです。

お痛みがあったり、虫歯がある場合は、ご本人も抜いたほうがいいかなと思うのですが、お痛みがない場合や、歯茎に中にある場合ですとそのまま放置してもいいんじゃないかなと思いがちですよね。

現代では柔らかい食べ物を食べる傾向が強いため、顎が昔の人に比べて、スリムになっています。親知らずは一番最後に生える歯なため、生えるところが少なく、斜めや水平に骨の中に埋まっていることが多くなりました。

稀なケースですが、親知らずの上下がしっかりまっすぐ生えて、噛みあっている場合は、抜歯の必要はありません。それ以外でしたら、抜歯をご検討される方が良いと思います。

理由としては、親知らずにより前方の歯が虫歯になり失われるのを防ぐためです。一番奥の歯は歯ブラシが届きづらく、どうしてもプラークが溜まりがちになります。奥歯の更に奥側ですので、虫歯ができた時も治療が困難に。そのリスクを考えると、親知らずは抜いたほうがいいと言えます。

もう一つの理由としては、親知らずは少しだけ顔を出しているような場合が多いため、歯周ポケットができやすく、さらにはプラークにより炎症が起こりがちです。親知らずの周辺が歯周炎を起こすと痛みや腫れが出る可能性が高くなります。薬の服用やクリーニングにより症状を抑えることは可能ですが、繰り返してしまうことも多いので、やはり抜歯が望ましいと言えます。

歯を抜くということに抵抗の多い方も多いと思いますが、今ある歯を生涯大切に使っていくためにも、機能していない歯は抜くという選択も必要です。まずは、レントゲンを撮って状況を見て、先生と相談してみてくださいね。

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