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2021-12-23

フッ素ってよく聞くけど、効果の程は?

CMや歯医者さんでフッ素入りの歯磨き剤を使ってくださいね。という言葉を聞いたことがあると思います。

フッ素が入っていると、何に効果があるの?ということで、再度おさらいしたいと思います。

歯科医院はもちろん、最近ドラッグストアに売られている歯磨き剤は、ほとんどと言っていいほど、フッ素が配合されています。もしドラッグストアで買われる時は、どれぐらい入っているか見てみてください。2017年3月までは、フッ素配合濃度が1000ppmFだったのが、現在は、1450ppmFに変わっています。これは、日本も国際基準を取り入れたということです。高濃度のフッ素を使った方が、より虫歯の本数が減少するという実験の結果が出ています。

フッ素の効果を説明すると

①歯の再石灰化を促進します
虫歯菌が出す酸により、歯の成分であるカルシウムやリン酸が歯から溶け出しますが、フッ素が再度歯の中に戻してくれる助けをします(再石灰化)。

②虫歯菌の活動を抑制します
フッ素があることで、虫歯菌が増えるのを抑制してくれます(抗菌作用)

③歯質を硬く丈夫にすること
再石灰化された歯は、元の歯より硬くなるので、虫歯になりにくい歯になります。

フッ素の効果を高める使い方

フッ素の成分がなるべく長い時間お口の中にとどまっていることが重要です。なので、歯磨きの際は、すすぎは少な目のお水、1回でお願いします。また、寝る前の歯磨きでは、フッ素配合ジェルや洗口液を追加していただくと、フッ素がお口の中にとどまりやすくなります。

麹町歯科医院では、歯磨き剤の選び方について歯科衛生士によるアドバイスを行っております。是非定期検診でご予約をお取りください。

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