2025-10-24
40代からのあごと顎関節症について
40代を過ぎると、「口を開けるとカクッと音がする」「あごが重い」「朝起きるとあごがこわばる」といった症状を訴える方が増えてきます。これらは顎関節症(がくかんせつしょう)のサインかもしれません。
顎関節症は、あごの関節やその周囲の筋肉に負担がかかることで起こります。原因には歯ぎしり・食いしばり・姿勢の悪さ・ストレスなどが関係しますが、40代以降の女性ではホルモンバランスの変化(更年期)も大きな要因のひとつです。
女性ホルモンであるエストロゲンは、関節や筋肉、靭帯の柔軟性を保つ働きをしています。更年期になるとこのホルモンが減少し、関節が硬くなったり、筋肉の緊張や疲労がたまりやすくなったりします。そのため、あごの関節や周囲の筋肉にも負担がかかり、顎関節症の症状が出やすくなるのです。
主な症状には、
- あごを動かすと音が鳴る
- 口を開けにくい、または痛みを感じる
- 食事中にあごが疲れる
- 首や肩こり、頭痛を伴う
などがあります。
麹町歯科・矯正歯科では、あごの動きや噛み合わせを丁寧にチェックし、必要に応じてマウスピース治療や生活習慣の改善指導を行っています。
また、ホルモンバランスの変化に伴うあごの不調にも配慮し、体全体のバランスを考えたサポートを心がけています。
40代以降のあごの違和感は、年齢や更年期による自然な変化と関係していることも多いです。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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