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2020-06-29

口腔筋を鍛えて、歯並び改善

お子様の歯並びが良くないと感じていらっしゃる親御様も多いかと思います。お子様の歯並びが悪い場合、様々な原因がありますが、「口呼吸」、「指しゃぶり」「唇を噛む」「舌で歯を押す」「爪を噛む」などの癖はありませんか?

歯並び(歯の位置や傾き)は、舌と唇の力のバランスに強く影響されます。本来舌はリラックスしている時に、上あごの天井についているのが理想です(前歯には舌が軽く触れている程度)。ですが、舌が下に下がり、前歯にもたれていると、徐々に歯に力が加わってしまう状態になり、歯が前に押し出されます。上の歯をずっと押してしまっている状態であれば、出っ歯(上顎前突)に、下の歯をずっと押してしまっている状態であれば、受け口(下顎前突)になります。その他に歯を押していて、指しゃぶりや口呼吸、遺伝要素により開咬と呼ばれる前歯が噛み合わず開いている状態などにもなります。開咬の状態は、奥歯で物を噛んでいる状態になり、奥歯への負担が大きくなります。

色々な癖や舌の位置が歯並びに関係しているわけですが、口腔筋と呼ばれる、舌の筋肉も含めて、色々な筋肉が関係して、歯並びを保っています。歯並びが悪い方は、このバランスが崩れている可能性が高く、正常な筋肉の働きに戻してあげることで、歯並びの改善につながります。

歯並びが悪い場合、単純に歯列矯正をすれば治るというわけではありません。口腔筋が正常に働いてない場合は、矯正装置を着けていても、歯の動きも悪くなりますし、たとえ、歯並びが良くなっても、後戻りと呼ばれる、再度歯並びが悪くなる場合もあります。

矯正装置を着けて矯正を始めるには、適切な時期を検討する必要がありますが、お子様の場合、歯並びが悪い⇒矯正装置をつけるという流れではなく、口腔筋の働きを正常にしてから矯正装置を着けるという治療方法をとる場合もあります。これにより、本格矯正(矯正装置の装着)を行った時に、矯正治療期間が短くなることもあります。

麹町歯科医院では、トレーナー(T4K)という口腔筋を改善するマウスピース型の装置の取り扱いを行っています。この装置により、舌の位置を正常化させ、口呼吸から鼻呼吸への改善、口腔周囲筋の正常な機能の改善が見込めます。更に、トレーナーの着用により小さい力が働き、顎を少しずつ拡大し、きれいな歯並びになる効果もあります。トレーナーの着用は、日中1時間と就寝時です。お子様がゲームをしている時など、習慣化させて、毎日確実に着用すれば、負担も少なくて済みます。

トレーナーの使用には、矯正医師の判断が必要ですので、まずは、お子様とご一緒に矯正相談を受けてみてください。矯正相談のご予約は麹町歯科医院へお電話またはメールにてご連絡ください。その他気になる矯正の内容はこちらからどうぞ。

T4K
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