プラークってよく聞くけど
「プラークコントロールが大切です」というフレーズはCMなどで、聞いたことがあるのではないでしょうか?ところで、プラークって何かご存じですか?歯のところについている白い汚れ?食べかす?そんなイメージではないでしょうか?プラークは、食べかすではなく、細菌の塊であり、歯周病菌や虫歯菌など様々な菌が含まれています。プラークがあるからと言って、すぐに虫歯になる、歯周病になるわけではありませんが、同じところに長時間プラークが溜まっていたり、抵抗力が落ちていたり、唾液が少なかったりする場合、虫歯や歯周病を発症することがあります。プラークは、数時間で増殖していきますが、歯磨きで除去できますので、食後の歯磨きをしっかり行いましょう。
プラークが溜まりやすい部分は、くぼみがあるところです。
●歯と歯茎の境目、歯と歯の間、噛み合わせの面の溝
●被せ物、詰め物と歯の境目、歯の根の部分、隣の歯との段差のある歯、歯並びが悪い部分
歯磨きのコツ
プラークは、台所の洗い物と同じですので、スポンジやたわしで擦ればしっかり落ち、弁当箱の隅のようにスポンジが当たりにくい部分はヌルヌルしています。歯ブラシをくぼみの部分にしっかりと当てる意識が大切です。歯ブラシの毛先が届かない部分については、歯間ブラシやフロスを併用しましょう。
歯ブラシの毛先が歯茎に当たってしまっている方が多いですが、歯をターゲットして、ブラシが歯にあたるようにしましょう。歯は丸みを帯びていますので、部分部分で歯ブラシの角度を変更しましょう。
歯磨きの際にゴシゴシと力を入れて磨いてはいけません。くぼみに毛先が当たらないだけでなく、歯茎に過度な力が加わり、歯茎が下がる原因になります。歯ブラシを軽く持ち、弱い力で、小刻みに動かし、歯ブラシの全面を使うというより、場所によりブラシを使う部位を変えて、くぼみに毛先が届くようにしましょう。
歯磨きの際は、歯磨き剤を使い、フッ素も歯に届けてあげましょう。歯ブラシはプラークを落とす役割をし、歯磨き剤は、フッ素がエナメル質を強化し、虫歯菌が出す酸から歯を守る役割をします。
たかが歯磨き、されど歯磨きです。四ツ谷の麹町歯科・矯正歯科では、患者様がうまく磨けていない部分の歯磨き指導や歯ブラシのご紹介を行っておりますので、ご相談ください。
